tamtamDESIGNの建築と日々。

「タムタム」って発声すると和むんです。

学生とのリノベーションプロジェクト(下曽根)  

リノベ下曽根105プロジェクト

6月から学生と進めているリノベーションプロジェクトがあります。

北九州は小倉南区下曽根。JR日豊本線 下曽根駅から徒歩10分。
鉄骨造2階建ての築40年のアパートの1階。駐車場なし。

ご依頼を頂いたのはこのアパートのオーナーであり、9月28日に行われる安藤忠雄さんの講演会の実行委員長でもある、建築を通してのまちづくりや教育に非常に活発な活動されている方です。

i_2012070423034381_convert_20120827232700.jpg

学生たちは九州工業大学、北九州市立大学、西日本工業大学のいづれも建築学生7人です。北九州の建築学生の良いところは先日の九州工業大学でも行われた講評会もそうでしたが他大学でも情報を共有しあい、垣根を越えた活動が出来る事だと思います。

学生たちは現場調査から近隣調査を行い、度重なるディスカッションを行いました。

当初の案ではコミュニケーションの場となるカフェやクリニック、シェアルームなどの案が出ました。

リノベーションの定義は人それぞれです。最近ではその多様すぎる解釈ゆえアンチリノベーションなる人達も増えています。私の思うリノベーションは「必要とされる機能を合理的に見出す事」です。このプロジェクトは私が学生たちを引率するので私のリノベーションで進めております。

当初の案から、学生達にもう一度 諸条件を見直す事と、欠点は何かという事を再度考えてもらいました。そして「欠点から利点に変える為の思考」を示唆しながら初回から6時間を越すディスカッションとなりました。

最大の欠点は駐車場が無い事。これではコミュニティーは成り立ちにくく、入居を考える際にも恐らく1,2の順番でこの物件は入居候補から除外されると思います。

学生たちはこの「欠点から利点に変える」事を白熱するディスカッションで生み出す事が出来ました。

i_2012072421024686_convert_20120827230325.jpg


合計6回の話し合いはいつも5~6時間に渡ります。3大学の集合でもありましたので時間を合わせる事も一苦労です。練りだしたプランから基本図面、及び施工見積り依頼、その金額調整まで行い、そして約1ヶ月たってようやくオーナー様にプレゼンを行いました。

564624_411200235583258_1008985372_n_convert_20120827230237.jpg

これは実務プレゼンです。講評会とはちがう金額面や工期、その他材料の選定まで手厳しい質疑などを受けています。私にはその厳しさがオーナー様の優しさと受け取りました。当然、学生たちは実務の厳しさを知ったはずです。

学生は勉強と研究に集中すべき。と色々ご意見はあるかも知れませんがこのプロジェクトに携わった学生は実務を経験していない学生と比べると間違いなく実務レベルは上がっています。また、今後の勉強、研究にも役に立つ筈です。プレゼン後の学生たちを見ると逞しく見えました。

私は専門学校しか出ておらず質の良い教育を受けている大学生を見ると非常に羨ましく思います。そして純粋に北九州から全国、世界で活躍して欲しいと思います。学術的な事を教える事が出来ない私は実務で培ってきた設計スキルを機会があればいつでも提供したいと思ってます。

9月初旬からこのプロジェクト、着工します。
欠点を利点に変え、オーナー様を納得させたリノベーションプランは近日実現します。











Posted on 00:42 [edit]

category: 講師活動

thread: 建築デザイン - janre: 学問・文化・芸術

tb: 0   cm: 1

プロフィール

リンク

最新記事

月別アーカイブ

カテゴリ

最新トラックバック

検索フォーム

QRコード