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tamtamDESIGNの建築と日々。

「タムタム」って発声すると和むんです。

「cafepedia(カフェペディア)」  

カフェペディア
写真はジョサイア・コンドルの旧岩崎邸を説明ちう。


YSMがホームとしているcreamにてcafepedhia(カフェペディア)というイベントがありました。実はこのカフェペディア、今回で34夜目。そして34夜目にしてやっと建築系のお話が開催されるという 「まってました!!」 的な開催。語り手は西日本工業大学 准教授、建築史家の倉方俊輔さん。


4月に着任されてから常に建築の風を巻き起こして頂き、倉方さん主催のイベントはほぼ全て参加させて頂いてる私。もちろん今回のカフェペディアも参加です。公開対談以外で建築史家としてのレクチャーを受けるのは考えてみれば初めて。


しかも一般人向けのこの直接的地域発信活動、本当に感動ものです(涙)


私、講義やセミナーを受けるときは心に残る語録をノートにいつも書いております。そしてその書き込み濃度で自分にとっての有意義さを計るのですが、やはりこのレクチャー、ノートびっちりでした。

一部、語録を箇条書きにて記しておきます。

・”建築 ”を読み解くことが建築史家の仕事。

・専門家ほど心が揺れなくなる。常に素人である事。

・(松田軍平などの話の後)研究を表記するとつまらなくなる。常に感じる事。


私の中に強く残ったのは「感じる事」。

倉方さんご自身の建築を読み解く際のスタンスであり、そして一般の人が持っている「素直に感じる事」をもっと大事に研ぎ澄ます様に。

と受け取りました。


私も建築の中に生きている一般人。


自分のケンチクの為にも今の10倍くらいは感受性を上げたくなる。


そんな倉方さんのお話しでした。


その後は北九州系の建築家があつまり大人の呑み会。

私もこの場で繋がった事が多く、倉方さんもツイートしてましたが 「北九州の建築のはじまり」 を感じさせる有意義な会でした。この繋がりを元に北九州の建築が更なる発展をとげるのは間違いありません。

この場を提供していただいたcreamの村上さん、そして倉方さん、本当に感謝です。





Posted on 01:59 [edit]

category: セミナー

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西工大セミナー 建築家・永山祐子 デザイン・建築の現在  

西工大永山祐子

この日は西工大で建築家・永山祐子さんのセミナーが行なわれました。

このセミナー、1回目は谷尻誠さん、2回目は山崎亮さん、そして3回目は永山祐子さん。

この第一線を突っ走っている方々のお話が聞ける贅沢さ。毎回思いますが・・・たまりません。

丘のある家


丘のある家。

大屋根を「そこにあるけど手の届かない存在の安心感」という話を聞き、正直、よく理解が出来ませんでしたがセミナー後の倉方さんとの対談にてよく理解が出来ました。

山のような存在。いつも見ている山とすれば「そこにある存在の安心感」が良くわかります。

当たり前で、しかし繊細ないつもの風景を心の拠り所としている生活。そのプロセスがこういう空間になるのだと。

西工大セミナー、次回が楽しみです。

・・・・・しっかし永山さん、カワユス。。。

Posted on 16:46 [edit]

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「建築系ラジオ収録」  

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この日はcafe causa建築系ラジオの収録がありました。

出演者は写真の左から倉方俊輔さん、西村浩さん、山崎亮さん、徳田光弘さんです。

私は仕事で40分ほど遅れて入室しました。
まず感じたことはこの会場が非常に”良い空気 "だった事。張り詰めすぎず、ゆる過ぎず、会場にいた皆さんが120%聞き入っていたあの空気感は、途中から席についた私には非常に心地よく感じました。

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皆さん真剣。

30分ほどでまた仕事に戻ったのでほとんど拝聴できなかったのですが、・・・・「神が降りた」・・・・という話が聞けたので、きっと核となる部分には立ち会えたのかなと思います。全容を知りたいので「建築系ラジオ」にUPされたらまた拝聴しようと思います。

で仕事からまたcausaに戻るともう懇親会が始まっておりこれまた途中から参加させて頂きました。徳田先生が私を西村浩さんに紹介して下さったので直接お話をさせて頂きました。

山崎亮さんもそうだったのですが、西村浩さんも話をしてみると凄く身近に感じるオーラを放ってくれます(笑)またお二人とも北九州に来て頂きたいなぁ。と素直に思いました。

そんな中、自然発生的にイラストレーターの黒田征太郎さんが入店されました。しかも運良くカウンターに居た私の隣に着席されたので色々とお話をさせて頂きました。北九州のどんなところが好きなのか聞いてみると「東京に尻尾を振っていないトコロが良いね」と。そういえば倉方さんや徳田さんもよく「東京を介さず・・・」と言われている。同じような言葉を第一線を走っている方々から聞けた事がとても嬉しくなりました。

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絵を描いている方が黒田征太郎さん、カウンター一番奥、突き当たりの方が西村浩さん。

忙しくても無理して前向きに動けばこんなに楽しい時間が過ごせる。
これやから北九州が好きっちゃね。






Posted on 23:50 [edit]

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『西工大 第2回公開セミナー 山崎亮 「デザイン・建築の現在」』  

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この日は西日本工業大学 第2回公開連続セミナーが開催され、講師に株式会社studio-Lの山崎亮さんが来られました。

前週にも小倉家守講座で講義を受けた私、2週連続で山崎さんの講義を受けられたのはラッキーです。

今回のセミナーでは「いえしま」と「海士町」のお話が聞けました。とくに私は「海士町」について深く心に残っているので少々ここに記したいと思います。

海士町とは島根半島の北、日本海に浮かぶ隠岐諸島・島前三島の一つにある人口約2500人の島。そこでグッドデザイン賞も受賞した「島の幸福論」という計画。賞を受賞しているにも関わらず、実はまだ”進行中 ”の10年計画なのです。

「1人でできることは1人で、10人でできることは10人で、100人でできることは100人でやってしまえばいい。1000人以上集まらなければ出来ない事だけを行政に頼めばいい。」

行政用に作られた難しい政策冊子。それとは別に作られた絵本のようなまちづくり冊子。この絵本のような冊子を中心に住民主体で行なえる具体的なまちづくりの方法が書かれている。(グッドデザイン賞のHPは行政用の冊子表紙がUPされています。)

この計画、私の想像するに例えとして、「海士町」という「畑」に山崎さんが種をまく。あとの「畑の管理」を住民に任せ、花が咲くのか野菜が出来るのかは住民次第。という感じかな。特に凄いと思った事はコミュニケーションの薄い元々の住民とIターン、Uターンの住民が上手く力を合わせて「畑の管理」が出来るプロジェクトである事です。

これは北九州のまちづくりにも生かせる事で、「外から来た人でないと見えないもの、内にいる人しか知らない事。」この両者のコラボレーションで「より良いまちづくり」が実現するという事が「自走的」に行なわれていく。これがこの計画の素晴らしさだと思いました。

上の写真は講義の後の懇親会。学生や社会人の方々への丁寧な応答をされています。

この輪の中の学生さんには未来の”まちのリーダー ”になるべき人材が必ず居ると思います。

福岡、北九州の活性化に大きな力を注いでくれた山崎亮さん、進行役の倉方さん、本当にありがとうございました!

Posted on 14:57 [edit]

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JIA全国大会 建築家谷口吉生氏講義  

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今週はJIAの全国大会が北九州で行われました。3日間ありましたが、地鎮祭や完了検査などの、どーにも動かせない予定ばかりが入ってしまう運の悪い私。

ただ、谷口吉生さんの講義だけはどーしても聞きたく、無理やりスタッフもつれて行きました。
ここは磯崎新氏設計の国際会議場。

作品重視な谷口吉生さん、講演などはホントに珍しくこの日だけでもスケジュールが合わせられたのもラッキーでした。

ただ内容的には・・・谷尻さんや手塚さんの方が面白かったなというのが印象。それは住宅と公共との違いだろうと思います。たぶん。

もちろん、大きく頷く話もありましたので良い勉強にはなりました。

そして講演終わり、駆け足で事務所に戻り。。。私のJIA大会終了。。。

Posted on 02:34 [edit]

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建築家 手塚貴晴セミナー『懐かしい未来』  

手塚貴晴2


今日は建築家 手塚貴晴さんのセミナーが行なわれました。

いつも青い服を着られてる手塚さん。
そしてあつらえたかのようなブルーの壁の講堂。

ここは磯崎新氏設計の北九州市立美術館。
写真では奥の方に手塚さんがいらっしゃいますが、壁と一体化しております(^^)

さて、セミナーの内容でグッと来た内容を箇条書きにて記したいと思います。

・『幸せ』を知らないと『幸せな空間』は設計出来ない。
・『壊されない建築』=『良いなと感じる建築』
・夜景を美しいと感じる理由
・建築は『そこで何を引き起こすか』が大事。

などなど。その他、20行ほどメモを取りましたが、記すのがもったいないので私の中にしまっておきます(笑)

この箇条書きの4行だけでも非常に心の奥まで入ってきます。

薄っすら感じていた事、初めて感じた事、確かめられた事。

これからの自分の『建築』の為の礎がまた大きくなった事は間違いありません。

やっぱり、第一線で活躍されている人の話って本当に面白い。

Posted on 22:13 [edit]

category: セミナー

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西工大 公開セミナー 建築家 谷尻誠 『デザイン・建築の現在』  

谷尻in西工大1

YSMにも来て頂いた倉方さん主催の『西日本工業大学 第1回公開連続セミナー』に行ってきました。

第一回目の講師はなんと『建築家 谷尻誠』さん!そうです。私が一番リスペクトしている建築家です。

谷尻さんは時間ギリギリ到着されて、汗だくだく状態でしたがレクチャーが始まるとそんな事は感じさせぬ、会場にいる全ての人を惹きこむ、なんとも楽しい話を展開されました。バスケの話から。。人とは違う?いや、人より素直と言ったほうがよいと思う、『視点』の持ち方、考え方。よい意味で権威とか高尚とか感じさせない、全てにおいてフラットな考え方。。。2時間、ホントにあっと言う間でした。

続いて懇親会があり、写真はその時の写真です。黒いバッグが谷尻さん。見ての通り学生さんに大人気。学生さんたちも、一言一句聞き逃さない様、真剣に耳を傾けていました。。こういう場面から将来、北九州からも優れた建築家が出てくるんだろうなと。

この後、大人の呑み会がありまして、倉方さんのご好意により私も参加させてもらいました。。酒の席ではなんと谷尻さんの真正面。。。緊張しまくりでございます。。倉方さんはじめ、福岡/北九州の建築シーンで著名な建築家の方々、各大学の講師陣、こう集まると建築談義が非常に面白く、『前衛』や『新しい』などの定義についてや、建築する際のコンテクストについてなど、かなり具体的な思考を目の当たりにする事が出来ました。

谷尻さんは『考えることを考える』とかなり以前ツイッターでつぶやいてましたが、その通り、ほとんどの事についてはもう考えつくした様な感があり、発する言葉はシンプルで、分かりやすい。。

私は酒を呑めども酔う事はなく(笑)
あつかましい考えですが、目の前にいる谷尻さんに『早く追いつこう』と心に決め、『明日からまた精進精進。』と夜も寝られぬ、忘れられぬ日を過ごす事が出来ました。

4月に倉方さんが西工大に着任されて、北九州、確実に『建築と人』が変わってきてます。
個人的にも、本当に感謝、感謝、感謝!です。

このブログを読んで頂いた皆さん、これからの北九州の建築シーン、要チェック!ですよ!

Posted on 17:24 [edit]

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